創業50年のユードムが挑む「現場のDX」。オフライン環境に革新をもたらす次世代のリモートソリューション「Remorator310」を1月30日に提供開始。
2026年01月30日
株式会社ユードム(本社:茨城県水戸市、代表取締役:森 淳一)は、ネットワークから隔離されたクローズド環境で稼働する端末を、セキュアに遠隔操作できる新製品「Remorator310」を、2026年1月30日(金)より提供開始いたします。

社会インフラに残る、閉域・オフライン端末という制約
社会インフラを支えるシステムには、セキュリティ要件や機密保持の観点から、ネットワーク接続を制限したPC(閉域・オフライン端末)が多く存在します。これらは意図的にインターネット接続を遮断して運用されており、OSや周辺ソフトの制約等により更新や運用方法が限定されるケースもあります。
その結果、操作・保守・確認作業の多くが現地対応となり、移動や待機といった物理的な負担が課題になりがちです。Remorator310は、既存のネットワーク構成を維持したまま、こうした閉域環境の端末を遠隔から操作できる選択肢を提供します。
製品概要:ネットワーク隔離端末をセキュアに遠隔操作
特長
- セキュア構成設計: データを外部に出さないアーキテクチャで、機密情報を保護
- 専用デバイスを接続するだけ
- 映像共有だけであればRemorator310専用デバイスも不要
- 既存システムへの影響なし
- IT知識不要の簡単操作
- 現地作業と同等の操作感
- 高解像度での画面表示
- マウス・キーボード操作対応
- 出張費・交通費の削減
- 専用回線の設置が不要
- 緊急対応の迅速化
仕組み
スマートフォンのカメラユニットを利用し、PC画面を「映像」として配信。PC内部のデータには一切触れないアーキテクチャを採用しました。これにより、既存のネットワーク構成を維持したまま、導入したその日から遠隔操作が可能になります。

イノベーションラボ設立の想い:50年目の決意と「執念」のプロダクト

株式会社ユードム 代表取締役社長 森 淳一
ユードムは、2024年4月、新規事業開発チーム「イノベーションラボ」を設立しました。背景にあるのは、2021年度に策定した中期経営計画です 。社員の待遇を改善していくため、会社をこれまでより早く成長させ、売上・利益を大きくしていくため、自社製品を持つことが必須と考えました。
自社製品の開発タスクは、当初、アイデア出しやプロトタイプの制作を、社内有志30人ほどで進めていました。いろいろなアイデアの検討を進めていましたが、「これだ!」とみんなが思えたアイデアは、Remorator310の原案となるものでした。
この商品の事業化を達成するため、有志メンバーの中心であった梅澤を核とし、イノベーションラボを設立。社内にノウハウが乏しい新製品の事業化について社外の知見を獲得しながら、地道に開発を続けてきました。一部のお客様にはテスト利用をしていただきながら、本日リリースを迎えることができました。
開発者の想い:「現場の痛み」を知る私たちが、物理的な壁を打ち破るまで

株式会社ユードム イノベーションラボ 課長 梅澤 和彰
かつて私は、鉄道インフラのソフトウェア更新業務に従事していました。万全を期すため、列車の運行が止まる深夜、静かな現場で細心の注意を払いながら作業を行うことも。また、システムの安定稼働を1時間ごとに見守り、現地で確実な確認を繰り返すという、インフラを守るエンジニアに課せられた重要な役割を果たしていました。
一方で、そこには「物理的に現地にいなければならない」という技術的制約がありました。物理的な制約によって生じる待機時間や移動時間は、課題でした。その時の経験が、「技術の力で現場を物理的制約から解放したい」というこのサービスの原点になっています。
今回、製品開発にあたって現場を訪れた際、私はこの体験を思い出しました。機密保持やセキュリティ要件により外部接続を制限している現場では、DXを進めたくても「現地で作業せざるを得ない」という物理的な制約が残りやすい。かつての私と同じ課題を、多くの方が抱えていることを改めて実感しました。
そして、その現場にRemorator310をテスト導入した際、お客様から「本当に楽になった。ありがとう。」という言葉をいただくことができました。自分たちが開発してきた製品が、お客様に喜んでいただけることを知り、この製品を広く届けたいと強く思いました。