機能FEATURE

  1. 機能

  2. ソケット通信機能

    1. TCPクライアント、TCPサーバー、UDPでの通信に対応しています。
      それぞれGUIからIPアドレスやポート番号を入力するだけで利用可能になります。
      標準で2ポート分の通信設定を行うことが出来るため、サーバーとクライアント、クライアント×2のような複数ポートを使用するシステムにも対応可能です。送受信したデータはログウィンドウで素早く確認できます。
      • TCPサーバー
        接続要求を待ち受けるポート番号を指定するだけで利用が可能になります。非同期に接続要求を待ち受けるため複数のクライアントと同時に接続することが可能です。
      • TCPクライアント
        接続先のIPアドレスとポートを指定するだけで利用が可能になります。IPアドレスが分からなくてもホスト名から自動的にIPアドレスを取得する入力補助機能付きです。
      • UDP
        受信用のIPアドレスやポート番号と送信先を指定するだけで利用が可能になります。送信先の指定にはユニキャスト、マルチキャスト、ブロードキャストを選択することが可能です。
  3. シリアル通信機能

    1. COMポートによるシリアル通信に対応しています。
      使用するCOMポートをはじめボーレートやデータビット、フロー制御等の通信設定をシンプルな設定画面から簡単に行うことが出来ます。専用の画面では信号線の状態監視・設定を行えます。ソケット通信と同様にこちらも2ポート分の通信設定がご利用になれます。
    2. PC搭載のCOMポートだけではなくUSBタイプの変換ケーブルや仮想のシリアルポートでもご利用になれます。※ただしPC上でCOMポートとして認識されている必要があります。
  4. 通信シミュレーション機能

    1. 固定データの簡単な送受信から大規模システムの通信シミュレーションまで様々な場面での開発・試験をサポートします。周期時間による制御に加え、Luaスクリプトやプラグイン拡張機能を用いたシステムシミュレーションが可能です。送信データも直接入力だけではなくファイルからの読み込みや高度なランダムデータ生成もサポートしています。
      • 周期時間制御
        設定した時間で通信の自動切断やデータの送信、ランダムデータの作成が行えます。一定周期で同じデータを送信したいという目的だけであればチェック一つで実現可能です。
      • Luaスクリプト制御
        データを受信した時、一定時間が経過した時など各イベントが発生した際の処理をLuaスクリプトで記述することが出来ます。これにより受信したデータをチェックして応答データを変更するといった、より実践的な通信シミュレーションが可能となります。
      • プラグイン拡張制御
        Luaスクリプトだけでは難しい複雑な処理をプラグインとして自作することで実現可能になります。プラグインで独自の設定画面を作成する事ができるため他システムやデータベースとの連携、独自ライブラリの利用など通信だけにとどまらないシステムシミュレーションが可能です。
      • ランダムデータ生成
        開発や試験で使用するテストデータをランダムな値で生成することが可能です。乱数の範囲やアドレス位置、データの型やエンディアンを細かく指定することが出来るため、試験で使えるデータを生成することが可能です。
  5. LAN-シリアル通信相互変換機能

    1. 専用のハードウェアを使用せずにシリアル通信からLAN通信、LAN通信からシリアル通信への変換をサポートします。「シリアル通信を無線LANで使いたい」「既存ソフトウェアの通信方式を変更したくない」と言う時にお使い頂けます。
  6. パケットキャプチャ機能

    1. IP層以上でのパケットキャプチャをサポートしています。
      また、フィルター、パケットヘッダ解析、分割パケット自動復元、トリガー・アクションといったキャプチャしたデータを解析する機能を豊富に備えています。開発・試験時だけではなく、長期的なモニタリングでも是非お使い下さい。
      • フィルター
        パケットヘッダに設定された送受信先やプロトコルに応じて表示有無の切り替えや描画色を設定することが可能です。パケットヘッダだけではなくデータの内容に応じてフィルターを設定することも可能です。
      • 分割パケット自動復元
        分割されて送受信されたデータを、パケットヘッダの内容を元に自動的に結合・復元する解析機能です。復元したデータは保存・送信等簡単に再利用することが出来ます。
      • トリガー・アクション
        パケットの受信や無通信時間の検知をトリガーとして、あらかじめ設定したアクションを起こすことが可能です。通信異常が発生したタイミングで通信ログを退避したり、外部プログラムを起動することも可能です。これによりシステム本体に手を加えることなく異常検知システムを導入することも可能となります。
      • 外部ログ参照
        ネットワーク・アナライザ・ソフトウェアWiresharkのログ形式を読み込むことが可能です。そのため別ソフトで収集したログも一度Wiresharkの形式に変換することで読み込み可能です。
        ※pcapng形式に対応しています。
        ※対応しているのはIP層以上となるためARP等のログは読み飛ばします。
  7. バイナリエディタ機能

    1. 通信データの表示・編集を効率良く行うために高機能なバイナリエディタを内蔵しています。ファイルの入出力、UNDO/REDOは勿論、マーカー機能やエンディアンを意識した分析サポート機能によって、データの作成・分析を強力にサポートします。描画方法も色だけではなく区切りサイズ等もお好みに合わせて設定可能です。